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お役立ち道経営の行動理念(7) - セルフマネジメントとラインマネジメント


「お役立ち道」の軸で情報を串刺しにして、社会をより良くする新たな価値を共創する。そのための行動理念

より良い社会を創るために、一人ひとりの「役立ちたい」意識を活かし、新たな価値を共創する「お役立ち道経営」。それを具体化していく上で必要とされるのが、五つの行動理念です。

今回は、<5.理念統合のマネジメントを実践する>です。代表の葛西が語ります。

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目次[非表示]

  1. 1.理念統合のマネジメントを実践する
    1. 1.1.<5.理念統合のマネジメントを実践する> 実践ポイント
  2. 2.理念統合のマネジメントとは
  3. 3.ラインマネジメントを詳しく



理念統合のマネジメントを実践する


「お役立ち道経営」を実践するための五つの行動理念

  1. 「お役立ち道」の仕事ぶりを磨く
  2. お役立ち道の人間観に立つ
  3. 「お役立ち道の文化づくり」のコォ・イノベーターを目指す
  4. 価値共創のパートナーを実践する
  5. 理念統合のマネジメントを実践する


<5.理念統合のマネジメントを実践する> 実践ポイント

  1. 理念統合とは、自分のお役立ちイメージと組織の理念の共鳴点を見つけ、理念の実践を通じて、それぞれのお役立ちビジョン実現の行動を取ることをいう。お役立ち道の統合でもある
  2. マネジメントの一つは、セルフマネジメントである。自ら、お役立ちイメージの醸成、実現のためのスキルを磨く、ダブル・ループ学習(C.アージリス提唱)で成長し続け、ビジョン実現に向かうことである
  3. もう一つは、ラインマネジメントである。メンバーの情況を見極め、時にはリードし、時には後押しし、時には伴走することで、メンバーとチームのお役立ち道の仕事ぶりを高めていくことである



理念統合のマネジメントとは


Q.行動理念の五つめ「理念統合のマネジメントを実践する」について伺います。ここでいうマネジメントとは、具体的にどのような内容を指すのでしょうか。

A.「お役立ち道経営」の理念・自分が所属する組織の理念及び行動理念に基づいてマネジメントをしていきましょうということですが、このマネジメントには二つの側面があります。

一つがセルフマネジメント理念をしっかり理解した上で、自分でどのようなお役立ちをしていきたいのか、どういうビジネス人生を送りたいのか、自分の強みをどうやって磨いていくのか。それらを考えながら、ビジネスの人生設計を作り、目標を設定し、PDCAを回していきましょうということです。

自分で自分を動機付け、「ダブル・ループ学習」でお役立ちイメージやビジョンを実現できる行動理論に変えていく。それがセルフマネジメントです。当然、ものの見方や考え方を変えただけでできるわけではなく、スキルも必要なので、スキルを磨き続けることも必要です。



理念統合に必要なもう一つのマネジメントが、チームリーダーによるラインマネジメントです。個々のメンバーのセルフマネジメントを基本にしながら、メンバーを「共創のパートナー」として組織やチームのお役立ちビジョン実現に導くマネジメントです。それと同時に理念統合によってチームのお役立ち道の文化も醸成し、共創型イノベーションを推進し成果を上げていく取り組みもします。この両方を同時並行で行うのが、ラインマネジメントであり、リーダーシップです。



ラインマネジメントを詳しく


Q.ラインマネジメントとして、どのようなことをやるのか、もう少し詳しく教えてください。

A.セルフマネジメントをできる人材を育てることがラインマネジメントの基本です。仮にAさんという新人が、3年後には新たなサービスを作りたいと考えたとします。それを実現するには、こういうスキルも必要だし、こういうプロセスも踏まなければいけないといったアドバイスをする。場合によっては、スキルを身に付けるための具体的方法の相談にも乗る。ティーチング、コーチング、カウンセリングなど、Aさんが徐々に自走できるようにギアを変えながら、つまり時には強く引っ張ったり、時には任せて見守ったりするなどして育てていくのです。

メンバーには、自分より一段高い視点でものをみて考えさせるようにすることで、今自分がすべきことが俯瞰して見えるようになります。コォ・イノベーターとしてチームに良い影響を与えると同時に、リーダーと同じ視点でお役立ちを考える「共創のパートナー」としてフォロワーシップを発揮することもできるようになります。次期リーダー養成にもつながります。

このようにメンバーを育てるためのマネジメントを行いつつ、チームプレーのマネジメントも行います。個人の成長を待っていたのでは成果を上げるまでに時間もかかりますし、チームとして動く中でAさんが成長していく可能性があるからです。



チームメンバーには、長所短所がいろいろあります。ベテラン、中堅、新人とキャリアの違いもあります。強みの違いもあります。いろいろな要素を持った多様性に富んだ人たちの強みを上手に活かしながら、チームとして機能するようにマネジメントしていくわけです。


(つづく)「お役立ち道経営」記事一覧

※この記事は、外部ライター様による葛西へのインタビュー記事です。


葛西 浩平
葛西 浩平
株式会社ジェック 代表取締役会長

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