お役立ち道経営(4) - 経営者の多くは、本業による社会貢献を望んでいる
「だれかの役に立ちたい」という意識を経営に活かせば、企業も社会もより良くなる
ジェックでは、個人も組織もそして社会全体もより良くしていくための「お役立ち道経営」への革新をご提案しています。それは、「一人ひとりの中にある、誰かの役に立ちたいという意識」に焦点を当てることから始まります。
本業を究めることは、社会貢献に通じる。代表の葛西が語ります。
「お役立ち道経営」は求められている?
Q.「お役立ち道経営」を推進すると、なぜお客様から選ばれるようになると考えているのか。その理由を教えてください。
A.経営者の方たちが「お役立ち道経営」を望んでいるからです。
世の中の動きをみても、例えば、SDGsや、Society5.0も、全ての人がその人らしく幸せを享受できる社会を創っていくことを目指しています。また、2019年に、米国の主要企業が集まる「ビジネス・ラウンドテーブル」では、株主優先の「株主資本主義」から脱却し、「ステークホルダー資本主義」を標ぼうすることを宣言しました。
こういった社会を創る経営をするのに大切なことは、「ステークホルダーと一緒になって皆で価値を創っていきましょう」「本業で貢献しましょう」ということを経営の柱にすえること。ただこれは、今さらの話ではなく、非常に日本に根づいた経営なのだと思います。
数多くの経営者の人たちと話をして気づいたのは、実は日本の経営者の多くが、こうした「お客様と一緒になって価値を創造する」という経営をやりたがっていることでした。これは世の中の流れでもありますから、伝統のある企業の経営者だけではなく、ベンチャー企業などの若い経営者たちにも共鳴していただける。
「本来の経営のスタンスに戻って、社会貢献を第一とした経営をやっていきましょう。その方向性と具体策はこうですよ」と示すことができれば、ものすごく喜ばれるという手応えがあります。
お客様企業に対するご支援の準備は整っている?
Q.ジェックとしては、そのような企業をサポートする準備が整っている?
A.はい。これまで「お役立ち道経営」の変革サポートとは明確にうたっていませんでしたが、その方向性をお客様と統合し、共創・提供してきたサービスは沢山あります。
行動理論の改革、集団性格の革新を軸として、これまでに培ってきた各研修コースの現場実践のノウハウや、需要創造型実践理念経営(CPM経営)から共創型イノベーションに至る、経営のあり方・チームのあり方とその変革手法など、多くのシーズがあります。
しかもそれは、ジェック社内でも長年実践してきたことでもあり、実際にお客様のご支援として活用し、実績を出しているものばかりです。
もちろんブラッシュアップしないといけない部分はあります。
例えば、ジェックには「A型発想」というお客様のソリューションを考える思考回路をチャート化したツールがあります。これまでは、「お客様が、その先のお客様に選ばれ続けるために、お客様の課題を創り実現のアイデアを練る」というものでした。それをさらに拡げ、「より良い社会づくりのために、その社会づくりに無くてはならない一員となるために、お客様と自社の強みをどう活かし合えば、新たな価値共創ができるのか(課題を創り実現のアイデアを練る)」というように発想を一歩二歩進めていくことも必要だと考えています。
このような時代だからこそ、本業で社会貢献したいと考えている企業を、私たちが全力でサポートして、より良い社会の構築に結びつけていきたいと思っています。
★次回からは、「お役立ち道経営」における社員の行動について考えます。
※この記事は、外部ライター様による葛西へのインタビュー記事です。