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心理的安全性を高めるリーダーのアプローチ

心理的安全性とは、自分の意見や考えを誰に対しても安心して発言できる状態のことです。
今回は心理的安全性の重要性と、それを実現するためのリーダーのアプローチについて、リーダーがどのようにしてチームの信頼感を高め、より良いコミュニケーションを促進できるのか考えてまいります。


心理的安全性とは

心理的安全性とは、チーム内のメンバーが自分の意見やアイデアを安心して表現できる状態のことを指します。対人関係の中でリスクのある行動(反対意見を言う、間違いを指摘するなど)をしても、このチームは安全という共通認識が持て、メンバー誰しもが安心して自分の意見や考えを発言できる状態と言えます。


この概念は、アメリカの心理学者エイミー・エドモンドソンによって提唱され、組織の業績やチームのパフォーマンスにおいて極めて重要であるとされています。心理的安全性の高いチームは、メンバーのアイデアをより多く引き出し、イノベーションを促進することができます。さらに、エイミー・エドモンドソンの調査によると、心理的安全性を重視する職場環境で働くチームは、失敗を学びに変える能力が高い傾向があると言われています。


なぜ心理的安全性が重要か? 

組織の業績やチームのパフォーマンスにおいて、どのような効果があるのかをまとめました。

1.コミュニケーションの向上

心理的安全性が確保された環境では、メンバーは自由に意見を交換でき、誤解や対立が減少します。これにより、チーム全体のコミュニケーションが円滑になります。

2.イノベーションの促進

新しいアイデアを提案することが奨励されるため、メンバーはリスクを恐れずに創造的な解決策を考えるようになります。これがイノベーションの源泉となります。

3.エンゲージメントの向上

メンバーは、自分の意見が尊重され受け入れられることで、仕事への満足感が向上し、組織へのエンゲージメントが向上します。

4.ストレスの軽減

心理的安全性が確保された環境では、メンバーは失敗を恐れずに行動できます。これにより、ストレスが減少し、精神的な健康が守られます。


リーダーの役割

心理的安全性を高めるためのリーダーの役割は重要です。リーダーが担う役割とスタンスをまとめました。

1.オープンなコミュニケーションを促進する

リーダーはチームメンバーとのコミュニケーションを重視し、意見を聞く姿勢を示すことが重要です。定期的な面談やフィードバックの場を設け、メンバーに発言の機会を与えます。また、自分自身の意見や感情をオープンにすることで、メンバーも同じように自分の気持ちを表現しやすくなります。

2. 失敗を学びに変える文化を育む

失敗を否定するのではなく、学びの機会として捉える文化を根付かせることが重要です。リーダーは、自らの失敗の例を共有したり、メンバーの挑戦をサポートすることで、失敗に対する恐れを軽減させることができます。

3.インクルーシブな環境を意識する

さまざまなバックグラウンドや意見を持つメンバーがいることを理解し、多様性を尊重する姿勢を示します。リーダーは、異なる意見を積極的に求め、全てのメンバーが平等に発言できる環境を整えることが求められます。


実践方法

リーダーが心理的安全性を高めるために実践すべき具体的な方法を紹介します。

1.定期的なフィードバックの場を設ける

定期的にフィードバックを行う場を設け、メンバー同士で意見交換を行う機会を作ります。
機会を作るだけではなく忘れてはいけないのは、リーダーはフィードバックを受け入れる姿勢を示すことです。それがあってこそメンバーは素直に意見を出しやすくなります。

2.チームビルディングを行う

外部の研修やチームビルディングのイベントを通じて、メンバー同士の信頼関係を醸成します。このような非公式の場では、よりカジュアルにコミュニケーションが取れ、心理的安全性が高まります。

3.イベントやアクティビティを用意する

クリエイティブなワークショップやアイデア出しのセッションを定期的に行い、メンバーが自由に意見を表現できる場を提供します。ここでの意見は、後述の業務に役立つアイデアにつながることが期待されます。


心理的安全性を持続させるためのポイント

心理的安全性を高めるには一時的な取り組みだけでは不十分です。その環境を維持しつづけることが重要です。

 1.リーダー自身が模範を示す

リーダー自らが心理的安全性の重要性を理解し、実践することが必要です。特に、自分の感情や考えをオープンにする姿勢を見せることで、メンバーもその姿に触発され、安心して意見を言えるようになります。

​​​​​​​2.なぜ心理的安全性を重視するのか、その意義を伝え続ける

リーダーはチーム全体に対して、心理的安全性の重要性やその意義を定期的に伝え、共通理解を深めることが必要です。これにより、全メンバーが同じ目的のもとで行動しやすくなります。

3.振り返りの場を設ける

定期的にチーム全体で振り返りの機会を設け、各自の成長や意見を共有する習慣を築くことで、心理的安全性を持続させるための環境を維持できます。


 まとめ

この記事では、心理的安全性の重要性とリーダーシップの役割について解説しました。心理的安全性は、チームのパフォーマンスを向上させ、イノベーションを促進するために不可欠です。リーダーがオープンなコミュニケーションを促し、失敗から学ぶ文化を作ることで、メンバーが安心して意見を述べられる環境が整います。
自身のチームの心理的安全性を見直し、しっかりとしたアプローチを実践することで、より良い職場環境と成果を実現していきましょう。


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